使い方

レイアウト設定 — 判型・文字サイズ・余白・段組

本のかたちを決める設定は、すべて「レイアウト設定」に集まっています。ここを触れば見た目が変わり、触らなければ標準のままきれいに組まれる——そういう作りです。

レイアウト設定を開く入口は2つあります。右パネル下段「レイアウト設定」セクションの「編集...」ボタン、またはTopBarの「字下げ」ボタン(こちらは字下げタブを指定した状態で直接開きます)です。

判型(本のサイズ)

判型は新規ドキュメントを作るとき(STEP 1)に選びます。文庫(A6)・新書・B6・A5・B5・A4の6判型に対応しています。同人小説の定番は文庫(A6)とA5です。カスタム判型(任意サイズ)は現時点では選べません。判型はレイアウト設定の編集ダイアログでは変更できない項目です(作成時に決める設定です)。

文字サイズ・字数×行数・行間

レイアウト設定の編集ダイアログ「グリッド」タブで、文字サイズ・字数×行数・字間・行間をまとめて数値で指定します。

文字サイズの単位はQ数(級数。1Q=0.25mm)です。印刷所の入稿基準や組版の解説記事はたいていQ数で書かれているので、そのまま入力できます。「文庫なら12Q〜13Qあたり」のような相場の数字が、換算なしで使えるということです。入力欄の横には目安として「≈ x.x pt」の換算値も表示されます。

行間を変えると、行送り(フォントサイズ+行間)の数値が横に自動表示されます。

余白(マージン)

入力するのは天(上)と小口(外側)だけです。地(下)とノド(綴じ側)は「地(自動)」「ノド(自動)」という表示専用の欄になっていて、判型と版面から自動的に算出されます。4方向の数字をにらんで整合を取る作業は要りません。版面が紙に収まらない組み合わせを入力すると、保存(OK)を押した時点でエラーになり保存できません。

二段組

「段組」セクションの「段数」セレクトで「1 段」「2 段」を切り替えます。2段を選ぶと「段間」欄が編集可能になり(1段のときは薄色表示で編集不可)、mm単位で段の間隔を指定できます。このとき「行数」欄には「段あたり」という注記が付き、指定する行数の意味がページ全体ではなく1段あたりであることを示します。A5二段組は同人小説で定番の組みです。

段落の字下げ

「字下げ」タブで、文頭の字下げと、鉤括弧(「)で始まる段落の扱いを選べます。文頭は「―(なにもしない)」「一字下げ」「半角下げ」の3択、括弧始まりは「―(なにもしない)」「半角下げ」「半角上げ」の3択です。原稿側で行頭にスペースを入れておく必要はありません——設定に従って自動で付きます。

禁則処理・約物は設定不要です

行頭に句読点が来ない・閉じ括弧が行頭に来ない、といった禁則処理、句読点や括弧類(約物)の詰め、三点リーダーやダーシの扱いは、すべて自動です。設定項目が見当たらないのは「調整しなくても正しく組まれる」ことを目指しているためです。

設定は複数作れて、章ごとに使い分けられます

右パネル下段「レイアウト設定」セクションの「+ 新規レイアウト設定」から設定を追加できます。「本文用」「章扉用」のように複数の設定を作り、章のプロパティにある「設定」セレクトでどの設定を使うか章ごとに切り替えられます。設定を編集すると、その設定を使っている全ページに一括で反映されます。

設定の複製は「複製」ボタンから行えます。適用中の設定を、紐付く柱・ノンブルなどの要素ごと複製し、複製した設定はどの章にも未適用の状態で追加されます。削除は設定一覧の行にマウスを乗せると出る「×」から行えます。ただし、いずれかの章から参照されている設定と、最後に残った1つの設定は削除できません(×自体が表示されません)。

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